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夜尿症について

夜尿症のご相談を
多く受けております

乳幼児期の夜尿をおねしょといいますが、5~6歳(小学校入学前後)以降になってもおねしょが続くものは、一般的に夜尿症と呼ばれています。
夜尿症は、夜間に膀胱が適切に尿を保持できないことにより発生します。
主な原因としては、夜間の尿量の増加、膀胱の容量不足、そして睡眠中の尿意を認識できないことなどが代表的です。これらは生活習慣だけではなく、遺伝的な要素やホルモンの影響が関与するとされています。そのため自然に改善することもありますが、適切な治療介入により、回復を早めることも可能です。

夜尿症の相談とは?

夜尿症はデリケートな内容なので、当院では初診時から丁寧なカウンセリングを行うことを心がけています。
夜尿症の診断には、医療機関での問診や家庭での観察が重要です。必要に応じて血液検査や尿検査を行うこともあります。そこで得られた情報にもとづいて、症状のタイプや重症度を評価します。ほとんどの場合、背後に深刻な病気は隠れていません。しかし、症例によっては、生活指導、薬物療法、アラーム療法などを組み合わせた治療をご提案します。ただし、なかには治りにくいお子様もいらっしゃるため、根気強く対応することが必要です。
※夜尿症の相談は、ある程度の時間を確保する必要があるため、夜尿・発育外来での予約診療とさせていただいています。ご了承ください。

夜尿症の原因とは?

夜尿症の主な原因としては、夜間多尿や膀胱の容量問題など生理的な側面が強い傾向にあります。お子様の性格や育て方はほとんど関係しません。そのため、親御さんも気にすることなく、気になった段階でご相談ください。

  • 夜間の尿量が多い
  • 夜間の膀胱用量が小さい(未発達)
  • 睡眠障害(眠りが深い)
  • 心理的ストレス
  • 膀胱や腎臓の器質的な異常 など

夜尿症の治療方法

夜尿症は、多くの場合自然に収まります。しかし、なかには放置すると身体に悪影響を及ぼすタイプの症例もあるので、適切な治療が必要です。治療には、水分管理、薬物療法、アラート療法などがあります。これらを適切に組み合わせることで、効果的に症状の改善が期待できます。

  1. 1

    起こさず

    膀胱に溜まった感覚を自覚させるためには尿をする前に起こしていると、かえって、起こされるから安心してしまうことがあります。

  2. 2

    あせらず

    夜尿症には自律神経の影響が大きく、焦ると、自律神経の変調を起こすためにはかえって、治りにくくなります。

  3. 3

    怒らず

    自律神経は、ストレスに反応しますので、怒られると、自律神経の変調を起こします。逆に夜尿しなかった時には褒めてあげましょう。

よくあるご質問

Q
夜尿症は病気なのでしょうか?
A
夜尿症は、小児期に見られる慢性的な疾患の一つです。
原因としては、尿の制御機能や睡眠中の覚醒反応の未熟さに関連しています。要因を分析し、適切な治療を続ければ、無理なく改善できる可能性が高い疾患です。
Q
夜尿症とおねしょは一緒ですか?
A
夜尿症とおねしょは違います。おねしょは、乳幼児期に頻繁に起こります。一方で、夜尿症と診断されることが多いのは、5歳以上になっても、おねしょが継続するケースなどです。
Q
治すにはしつけが必要になりますか?
A
夜尿症は、お子様の性格を改善したり、親御さんのしつけを厳しくしたりしても解決する問題ではありません。むしろ厳しい説教や頻繁なトイレトレーニングはストレスが蓄積し、症状が悪化する可能性があります。
Q
自然に治ることはありますか?
A
夜尿症はお子様の成長に伴い、自然に改善することが多い傾向にあります。しかし、夜尿症を抱えるお子様は、日々精神的なストレスを感じることが多いのも事実です。適切な治療を行えば、自然治癒を待つよりも早く症状が改善し、お子様がコンプレックスを抱えることが無くなります。